機械学習技術を実用化、動画サイトを魅力的に変える「ビデオグラム」の販売契約を締結

現在の動画配信の問題点

インターネットを通じた動画配信や共有が一般化していますが、その一方で動画はリニアなコンテンツ（※）であるための制約を抱えています。動画コンテンツの中に含まれる”見たい瞬間”を即座に探したり、共有したり、視聴したりすることが難しいのです。

※リニアなコンテンツ： 映画や劇、小説のように、ある程度の長さを持ち、最初から最後まで連続して見てもらうことを前提としたコンテンツ

例えば動画コンテンツの配信においてサムネイル画像は非常に重要で、動画コンテンツ内のどのシーンをサムネイル画像として選択するかによって動画の再生回数が大きく変わるほどであるといわれています。ですが、どのサムネイル画像が最適かは一概には言えず、サイト運営者の頭を悩ませています。豊かなセンスを持っている、あるいはそのコンテンツを深く理解している人ならば、素早く且つ最適なサムネイルを選べるかもしれません。しかし、日々増加する大量の動画コンテンツに対して、いつでも即座に最適なサムネイル画像を選択できるという人は恐らくいないでしょう。また、サムネイル画像を視聴者が気に入るかどうかは、動画コンテンツを視聴する人の趣味嗜好が大きく影響するため、サムネイル画像を選択する人の主観とのギャップが少なからずあるはずです。

SNS での共有や広告では、動画の中の意図したポイントを示さないと、共有したかった価値や収益に結び付く機会を失ってしまいます。

これらの制約に対する手段として、動画へのタグ付けやメタ情報を埋め込む方法が考えられてきましたが、人手による作業が必要なため、すぐに限界がきます。

Videogram 機能

• ライブ、VoD で利用可能
• HTML5 プレーヤーにシームレス且つ容易に統合
• レスポンシブデザインに対応
• 自動的にビデオを分析して、視覚的に要約されたサムネイルを生成
• ウェブ / モバイルアプリへの埋め込み、フレーム単位でのソーシャル共有
• ビデオ内のオブジェクトの検出、コマースとの連動
• SRT、クローズドキャプション、スピーチ to テキスト分析によるシーン検索に対応
• SDK / API を利用して、他のウェブサイトやビデオアプリケーションに Videogram を統合

ライブストリーミング

• 最大 24 時間のライブ DVR に対応
• ライブチャット、ハイライト生成
• ライブイベント内のどのフレームに対しても、ソーシャル共有が可能

分析

• リアルタイム分析
• 先進的なフレームレベル分析によって、トレンドをフレーム単位でモニタリング可能
• 人気のフレームを動的に選択して、サムネイルを入れ替え

広告

• VAST や VPAID など、すべての動画広告標準をサポート
• Google IMA のフルサポート
• サムネイルの 1 枠を Videogram プレイヤーの表示広告として利用でき、CTR （クリック率）に依存せずビデオを収益化