StreamZ-HD 国内販売開始
日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社は、Digital Rapids(デジタルラピッド)社HD/SD対応マルチフォーマットリアルタイムエンコーダ「StreamZHD」の国内販売を開始することを発表しました。
StreamZHDは、様々なフォーマットに対応したHD/SD対応リアルタイムエンコーダです。主な特長として、HD/SDビデオ入力からあらゆる形式(Windows Media、Real、MPEG、AVI、QuickTimeなど)に高速かつ高品質に変換(エンコード)することができ、アーカイビング(ビデオファイルとして保存)およびIPストリーミングによるライブ配信が可能です。
HD品質のエンコードにおいては、Windows Media 9(VC-1)またはMPEG2の場合、1280×720 30fpsまでのリアルタイムエンコードを実現 (※) しています。
また、バッチエンコード機能を使用すると、映像ソースの尺より若干長い時間でさらに高品質なビデオファイルを生成することができます。StreamZHDは、今まで膨大な時間がかかるとされていたHD品質のビデオエンコードを非常に短時間で行うことを可能にし、かつエンコードのワークフローに変革をもたらす画期的なソリューションです。
※ 弊社では、AMD社の最新CPUである「Opteron 252 (2.6GHz)」を2基搭載(Dual構成)した各社ワークステーションへのインテグレーションにより、Windows Media 9およびMPEG2の1280 x 720 30fpsのリアルタイムエンコードが可能であることを確認済みです。
StreamZHDの主な特長
ビデオ信号入力からのリアルタイムエンコードおよびビデオファイルからの高速トランスコード
一般的に使用されているあらゆるコーデック、フォーマットへの変換(エンコード、トランスコード)が可能
Windows Media 9(VC-1)またはMPEG2の場合、HDビデオ信号入力から1280×720 30fpsまでのリアルタイムエンコードが可能(AMD Opteron 252 CPUをDual搭載したワークステーションにインテグレートした場合)
上記以上の高品質エンコードを行う場合やそれ以外のコーデックを使用する場合は、バッチエンコード機能を使用して映像ソースの尺より若干長い時間でエンコードが可能
SDビデオサイズ以下の場合、CPU使用率およびメモリバッファに余裕がある限り、複数のコーデック、解像度、ビットレートによる同時リアルタイムエンコードが可能
ビデオ/オーディオのプリプロセッサ搭載により、プレビュー中またはエンコード中に直感的かつ簡単にビデオ/オーディオの調整が可能
ハードウェアのビデオコンバージョン機能により、どのような解像度、フレームレート、インタレース/プログレッシブにも変換可能(たとえば、1080/60iのビデオ入力から、1280×720・60fps・プログレッシブの映像に変換可能)
統一されたシンプルな操作性とプログラマブルな拡張性を併せもつ専用エンコードソフトウェア「StreamEnterprise2.1ソフトウェア」によるワンクリック・エンコーディング。数々の自動化・半自動化処理
仕様
<ビデオ、オーディオ入力>
HD-SDIおよびSD-SDI (SMPTE-292MおよびSMPTE-259M)
HD解像度: 1080i, 1080p, 1080psf, 1035i, 720p
SD解像度: 486i (NTSC), 576i (PAL)
ピクセルフォーマット: 4:2:2 YCbCr
フレームレート: 60Hz, 59.94Hz, 50Hz, 49.95Hz, 30Hz, 29.97Hz, 25Hz, 24.975Hz, 24Hz, 23.976Hz
BNCマルチフォーマットHD-SDIおよびSD-SDI x1系統
ゲンロック入力: BNCアナログシンク x1系統 (bi-level/tri-levelシンク、すべてのSD/HDフォーマットに対応)
エンベデッドSDIオーディオ (16チャンネル, 24ビット, 32/44.1/48 kHz), AES/EBUオーディオ (XLRメスx4, 8チャンネル, 24ビット, 32/44.1/48/96 kHz)
Windows Media 7, 8, 9
Real, Real Helix 9, 10
QuickTime 6
AVI (VFW/DirectShow, DivX(オプション), CFHD(オプション))
マルチチャンネルオーディオ (Windows Media 9, WAV, AVI)
MPEG1/2 (192kbpsから80Mbps, 4:2:0または4:2:2)
MPEG4
Sorenson ACE (MPEG4, AVC(H.264), MOV, Flash, MP3)
DPSメディアファイル
静止画連番ファイル (BMP, TGA, JPGなど)
スケーリング (ピクセル単位のビデオサイズ変換)
フレームレート変換 (60fps, 30fps, 25fps, 24fps)
アスペクト比変換
3:2および2:2プルダウン検知
動き補償型・高品位インタレース解除 (1080iを含む全てのインタレース入力フォーマットに対応)
インバース・テレシネ
フィルタリング(ソフトネス、シャープネス)
クロッピング
プロセスアンプ (ブライトネス、コントラスト、サチュレーション、ヒュー、カラーゲイン、カラーバランス補正)
テンポラル (3次元) ノイズリダクション
ガンマ補正
アルファチャンネル付き高速グラフィックバッファ
エンコード中の静止画オーバーレイとスケーリング、ポジショニング
ボリューム調節
20bit内部処理
ブレークアウトボックス付属(AES/EBUオーディオ入力用)
ワンクリック・エンコーディングの簡単操作
Windows Media 9、Real Helix、QuickTime6、MPEG1/2、AVI、MPEG4/MPEG4 AVC(H.264)、Flash(FLV/SWF)、WAV、MP3、静止画連番ファイルのマルチ出力(DivX、CFHDはオプション)
マルチプロセッサ対応。CPU使用率およびメモリバッファに余裕がある限り、複数のコーデック、解像度、ビットレートによる同時リアルタイムエンコードが可能(※ハイパースレッディングには非対応)
プレビュー中およびエンコード中に直感的かつ簡単になビデオ/オーディオの調整が可能
イベントトリガー対応(GPIトリガー、キートリガー、デュレーション)
ビデオファイル(AVI、QuickTime等)からのトランスコードも可能
プル/プッシュストリーミング配信(Windows Media、Real)
MPEG1/2ストリーミング(マルチキャスト、ユニキャスト)
RS422 VTRコントロールによるフレーム精度バッチキャプチャ
コンカレントモード、キュードモード、バッチモード
LTCトリガー(デッキリッスン)、ロールオーバーモード、スケジューリング
クリップリスト、ウォッチフォルダ
コンカテネート(バッチキャプチャまたはクリップリストからの単一ファイル出力)
TelnetおよびJavaベースリモートクライアントによるリモートコントロール機能
断続的な静止画キャプチャ(ストロボモード)
シンプルメニューによるDVDパブリシング
ファイル名、メタデータ、およびHTMLパブリシングに利用できるシステムタグ
静止画オーバーレイ、およびオーバーレイのスケーリング、ポジショニング
StreamZHDは、AMD社Opteron CPUをデュアル搭載した各社のワークステーションにインテグレートされたStreamZHDターンキーとして、またはハイエンドWindowsワークステーションに組み込んで使用することのできるフルレングス・フルハイトPCIボード「DRC-Stream5500」、専用エンコードソフトウェア「StreamEnterprise2.1」、およびブレークアウトボックスのセットとして販売店様よりご購入いただけます。