Cinemacraft, Inc. (本社: 東京都港区)社は、AI (機械学習と深層学習)を実用化した深層ビデオ分析とコンテンツディスカバリー・プラットフォーム「Videogram」(ビデオグラム) - 日本国内販売店: DPSJ (日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社)- の管理や操作を行うユーザーインターフェースを刷新したことを発表しました。Videogram は既存の動画配信サービス(YouTube や Vimeo など)、動画配信プラットフォーム(Ooyala や Brightcove など)、SNS (ソーシャル・ネットワーク・サービス: Facebook や Twitter など)に対応します。動画配信に必要な準備作業を AI による自動化にすることで、大幅な労力削減を実現しながら、より魅力的なサイトへ成長させます。
新たに用意されたダッシュボードでは、ビデオグラム形式の追加と管理、チャネルへのパブリッシュ、さまざまなサイズの埋め込みの管理がさらに簡単になります。これらの設定操作は自動で実行することも、部分的に手動で設定をオーバーライドすることも可能です。
Videogram とは
今日、インターネットを通じた動画配信や共有が一般化しています。一方、動画はリニアなコンテンツ(※)であるための制約を抱えています。動画コンテンツの中に含まれる”見たい瞬間”を即座に探したり、共有したり、視聴したりすることが難しいのです。
※リニアなコンテンツ: 映画や劇、小説のように、ある程度の長さを持ち、最初から最後まで連続して見てもらうことを前提としたコンテンツ
例えば動画コンテンツの配信においてサムネイル画像は非常に重要で、どのシーンをサムネイル画像として選択するかによって動画の再生回数が大きく変わるほどであるといわれています。ところが、どのサムネイル画像が最適かは一概には言えず、サイト運営者の頭を悩ませています。
Videogram は、AI (機械学習と深層学習)を使って動画内部を深層分析することで、最適且つ効果的なサムネイル生成を自動化します。Videogram によって生成されたサムネイル画像は漫画のコマ割りのように配置され、”見たいシーンから再生”したり”見てほしいシーンを共有”したりすることが可能になります。動画の拡がり、波及効果をより一層高める、それが Videogram です。
Videogram は、以下のことを実現します:
動画サムネイルのタイル化
機械学習(マシンラーニング)によりビデオ内部をインデックス化します。VOD やライブビデオ用にタイル化したサムネイルを自動生成します。
分析
“フレーム単位”のレベルで、ビデオに対する視聴者の振る舞いを計測(アダプティブ・ラーニング)します。
インテリジェンス
アダプティブ・ラーニングによって得られた情報を分析し、サムネイルを常に改善、最適化を図ります。
収益化
ビデオの中の“サブ構成要素”による収益化にアクセスするための新しいレイヤー(関連ビデオ広告、ゲーミフィケーション)を準備します。
見やすく使い易い管理インターフェース
Videogram の管理者用インターフェースが刷新されました。以前に比べてシンプルで見やすく、操作もし易いインターフェースに変わりました。クリエイティブな業務に最適なデザイン設計を施されました。
管理ページでは、埋め込みコードの取得や、動画のサムネイル画像の変更、タイルの数の調整、広告などの設定を行います。
Videogram サンプル
下の動画は Videogram によってサムネイルをタイル化したサンプルです。マウスをタイルの上に動かすと拡大され、クリックするとそのフレームから再生が開始されます。分析によってタイルのサイズが変化し、常に最適な状態が保たれます。ブログへ埋め込んだり、SNS にシェアしても同様に表示されます。
Videogram 日本国内販売店
DPSJ (日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社)は、2017 年 9 月に Cinemacraft, Inc. 社との間で Videogram の販売代理店契約を締結しました。
Sandeep Casi (Cinemacraft, Inc. CEO & CTO 兼ファウンダー):
「この度、Videogramの新しいWeb UIをリリースできることになり非常にうれしく思います。私たちはマシンラーニング技術に基づく画期的なビデオインデクシング技術を提供するだけでなく、統合されたワークフローを望む顧客の要望にお応えできるよう、引き続き当社の製品に投資し続けます。」
「DPSJ には、ビデオ技術のノウハウがあり、ビデオ制作のライフサイクル全体にわたる日本のクライアントをサポートするための適切なパートナーであると感じています。Videogram クライアントにとって、既存のワークフローと新たなビジネス目標をシームレスに結合し、重要なイノベーションをもたらすことができるよう、DPSJ とともに全方位のサービスを提供してまいります。」