DPSJは 2009年 7月 22日に日本などで観測される皆既日食のインターネット中継プロジェクト「LIVE!ECLIPSE 2009」を応援します。
「LIVE!ECLIPSE 2009」(http://www.live-eclipse.org/)
「LIVE!ECLIPSE 2009」( 2009年 6月 3日 ライブ!ユニバース発表)は、ライブ!ユニバースによって主催され、株式会社インターネットイニシアティブなどの技術協力を得て実施されます。
DPSJは、Flash Video中継用エンコードに、Digital Rapids Stream HD エンコーダを技術協力します。
以下、2009年 7月 14日 ライブ!ユニバース発表のプレスリリースより引用および抜粋
※ 皆既日食:
日食の一形態。皆既日食は月が太陽を完全に隠します。月が太陽を追い越して行くにつれ、月の影(本影)が地球上を西から東に移動して行きます。皆既日食のあいだ、太陽の回りにコロナを見ることができます。コロナは太陽の明るさの100 万分の1 の明るさしかないため、太陽がまったく欠けていないときだけでなく、部分日食や金環日食の時にも見ることはできません。
◇ iPhone に向けた中継
ライブ!ユニバースではパソコンだけでなく、より幅広い方々に皆既日食の生の姿を体験していただけるようiPhone ならびにiPod touch 向けにも中継を行います。
◇ パソコンに向けた中継
パソコン向けの中継は中国浙江省嘉興市(上海の南西)とキリバス共和国マラケイ環礁からはアドビ システムズの「Flash Video」、鹿児島県十島村中之島(トカラ列島)TOKARA 中之島天文台からはマイクロソフトの「Silverlight 3」で中継します。
Silverlight 3 では、ライブの途中から視聴を始めた人でも過去にさかのぼって視聴できる追い
かけ再生(タイムシフト再生)に対応しています。
◇ Twitter を用いた情報発信
LIVE! ECLIPSE 2009 では、マイクロブログサービス「Twitter」を用いて5 月20 日からキリバスに遠征するスタッフやウェブデザインスタッフなどが情報発信してきました。
http://twitter.com/LIVEECLIPSE2009
◇ ライブ!ユニバースについて
http://www.live-universe.org/
天文学者や天文ファン、ネットワーク技術者などが集まり、日食などの天文現象を世界各地からインターネットで中継している非営利団体。会長は尾久土正己(おきゅうど・まさみ)和歌山大学観光学部教授・学生自主創造科学センター長(元みさと天文台長)。
インターネット中継は1997年から「ライブ!エクリプス実行委員会」ならびに「ライブ!レオニズ実行委員会」として行ってきました。2002年5月に両委員会を統合して「ライブ!ユニバース」を設立しました。ライブ!エクリプス実行委員会のときから数えると皆既日食を9回、金環日食を5回、さらに金環・皆既日食を1回を中継しています。ライブ!エクリプス実行委員会としては、1999年8月11日のヨーロッパ・西南アジア皆既日食ではイギリスからイランまで 9 カ所からの連続中継を行いました。継続的に日食をインターネット中継している世界的にも類を見ない団体です。
これまでの中継コンテンツは、http://www.live-universe.org/ja/project.html でご覧いただけます。これらの活動が認められ、2006年2月には文部科学省主催の「インターネット活用教育実践コンクール」(http://www.netcon.gr.jp/)で総務大臣賞を受賞しました。