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テクノネットグループ、NHK杯国際フィギュアスケート競技大会における動画配信を行いました

テクノネットグループ株式会社(所在:中野区)のグループ各社:株式会社テクノネット、株式会社クロステック、日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社(以下DPSJ)は、2009年11月6日(金) ~ 11月8日(日)に長野県 ビッグハット(長野市)で開催されました
「国際スケート連盟公認グランプリシリーズ2009/2010
2009NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」

(主催:財団法人 日本スケート連盟 共催:NHK)
における競技映像のインターネットを通じた動画配信業務を3社協力体制で行いました。

テクノネット社は、スポーツ中継での豊富な経験を生かして今回のシステムプロデュースとテレビ放送に関係する運用オペレーションを担当しました。
クロステック社は、メタデータツールの作成から入力、ビューワーとなるWebページの制作および動画の管理を担当しました。
DPSJ社はエンコードと配信に関わる技術的アドバイス、業務用エンコーダの提供、およびエンコード作業を担当しました。

今回の動画配信は、競技後に視聴者が好きな時に見られるオンデマンドのニアライブ動画配信でした。また、映像コンテンツを配信する形式にエンコードしてリンクを貼るというだけのものではなく、選手や技を選んでその部分から見ることができる、インターネットの特長を活かしたコンテンツにニアライブで実現させるというチャレンジもありました。

動画配信までのプロセスは、まずクリーンなベースバンド素材をエンコード(Windows Media)し、配信に使用する箇所の抽出とメタデータ入力を行った後に、配信用の形式(Flash ;500Kbps)にトランスコード(形式変換)します。
ニアライブ動画配信という即時性あるアップロードが必要があったため、リアルタイムでのエンコード処理と配信される部分だけを素早くトランスコードしなくてはなりませんでした。
そこでDigital Rapids社のStreamシリーズエンコーダ(DPSJ社取扱)によって、すべての演技をリアルタイムでエンコードし、最終的な配信用ファイルへのトランスコードを行いました。

「昨年の北京オリンピックで強く感じましたが、インターネットの持つインタラクティブな情報力と、近年可能となった即時性を持った映像伝搬能力は、スポーツコンテンツにとって非常に相性が良く、また欠かせないものとなっていくと思います。
テクノネットグループが持つリソースは今までそれぞれの得意分野で活躍してきましたが、本プロジェクトを通じてグループとしてのシナジー効果を顕著に示すことができました。今後のスポーツイベントではより効率的かつ効果的なコラボレーションが可能になると信じています。」
(テクノネットグループ株式会社 代表取締役社長 坂井 常雄)

これからのスポーツコンテンツは、様々な情報がインターネットやデータ放送を通じて、連動した形で視聴者まで届ける必要が強まっていくことでしょう。今回のプロジェクトの成功は私たちテクノネットグループにとって今後のための大きな試金石となりました。

■テクノネットグループ株式会社とは?
株式保有を通じた企業グループの統括運営
映像機器・コンピューター等の開発・制作・販売及びコンサルティング業務
テレビ及びラジオ番組、新聞、雑誌、ビデオ及び映画等の企画・制作・販売
著作権・原版権・商標権・意匠権・特許権の管理
情報通信ネットワークを利用した各種情報の提供
イベントの企画、実施。
広告代理業。

■株式会社テクノネットとは?
放送業界を中心に圧倒的なシェアを持つスポーツ・生番組向けグラフィックスと、リアルタイム情報ハンドリング技術を提供する研究開発型技術サービス企業

■株式会社クロステックとは?
放送と連携した携帯・インターネットサービスの企画・制作、コンテンツホルダーに向けた映像システムの開発やプラットフォーム事業、SI事業を展開する技術サービス企業

■日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社(DPSJ)とは?
最先端のデジタル映像制作システム・マルチエンコードシステムなど、最新のソリューションを信頼のサポート力で提供するディストリビューション企業
動画エンコードに関するプロフェッショナル企業として、エンコード関連機器や動画編集システム、合成及びVFX関連のソフトウェアなど、海外の最新機器やソフトウェアを日本に紹介・販売しています。