IBC 2007 アムステルダム(ブース番号 7.641): Digital Rapids社は、オランダ アムステルダムで開催されているIBC 2007にて、大容量ファイル転送ソフトウェア「Copper」(カッパー)の次世代バージョン「Copper C2」のプレビューを行いました。Copper C2は元来持っていた転送速度と信頼性、そして安全性をまず向上させ、さらにネットワークメッシュトポロジーと新たなクライアントインターフェース、拡張された管理ツール、コアアーキテクチャの強化が加わりました。
遅延やパケットロスといった転送速度を抑制してしまうネットワーク固有の問題を解決し、Copper C2はFTPのようなTCPベーステクノロジーより速度に優位性を持ち、最も過酷なネットワーク環境下であっても回復しながらメディアやデータファイルを転送します。Copper C2は巨大なデータを新たなフルメッシュトポロジーによって転送することができます。ネットワーク上の多くのノード間を、複数のパラレルデータ転送と、同期した送信または受信ができる接続で構築することが可能です。Copper C2のメッシュ(網)転送技術は、メディアやデータを複数の再分配拠点に転送したり、遠隔地から協力したり、協同作業の効率化を図りたいコンテンツオーナーにとって最適な技術です。
まず配布先グループを定め転送が開始されます。ドラッグ&ドップ機能を使って、新たなIMスタイルのクライアントインターフェースを通して進捗状況を確認します。メモ書きを送るくらい簡単にファイルを転送することができます。転送順位に従って、転送項目ごと、またはクライアントごとの管理機能が追加され、利用する帯域幅を完全に制御できます。
Copper C2は、恒久的な利用でもプロジェクトベースでも設備として導入しやすくするため、新たなアーキテクチャで構築されました。Copper C2は既にCopperで証明された速度や強靭さ、信頼性をさらに高める新しいコアエンジンが搭載されます。ネットワーク状況判断の強化とCopperのダイナミックネットワークモニタリングの拡張で簡単な構築が可能となり、転送ポリシーやネットワーク利用を管理・モニタリングツールで制御できるため、短期的で根本的なネットワークの問題に対して柔軟に対応することができます。
「Copper C2は、アーキテクチャ的にも、操作性的にも大きく前進していて、Copperの新バージョン以上だと言えます。新しく加わったパラレル同期転送技術が持つ能力は、まさに一段上のレベルでファイル転送を実現しましたが、世界中の主要な映画スタジオやポストプロダクション、放送局、コンテンツ団体、会社にとって最適な選択肢になるためのコアとなる部分(転送のパフォーマンス、強力なセキュリティ、信頼性)に関しては保持または改善を施すに留めました。」Digital Rapids社 社長 Brick Eksten。
Copper C2は2008年初旬にリリース予定です。Digital Rapids社の製品は、IBC 2007(ブース#7641)で展示しています。
Digital Rapids Corporationについて
- Digital Rapidsはビデオインジェスト、エンコーディング、メディア変換、保護、ストリーミング、および配信のためのプロフェッショナルなハードウェアおよびソフトウェアソリューションの開発におけるリーディング開発企業です。Digital Rapidsは個々のアプリケーションから事業規模、地球規模のワークフローまでを包括するソリューションを提供し、進化を続けるデジタルメディア市場において、顧客の生産性と彼らのコンテンツの価値を最大化することを助けます。Digital Rapids製品は新旧のポストプロダクション、放送、公共機関、およびメディア配信企業にシームレスに統合され、メディアの生産量と品質を劇的に向上させ、トータルコストを削減します。
Digital Rapids Corporation(www.digital-rapids.com)はカナダオンタリオに本社を置き、カリフォルニア、英国、およびオーストラリアにセールスオフィスを持ちます。
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