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未来志向のメディアプロセスを提供するクラウドベース・フレームワーク「Telestream Cloud」の取扱いを開始

日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社(本社:東京都中野区 代表取締役:難波田 哲史 略称: DPSJ)は、Telestream 社(本社: 米国、ネバダ州)の未来を見据えたメディアプロセスを支えるクラウドベースのフレームワーク「Telestream Cloud」(テレストリームクラウド)の取扱と販売を開始したことを発表しました。Telestream Cloud は、今年の 5 月に買収した Encoding.com によってトランスコード機能が大幅に強化され、また、既存の Vantage システムとの連携で実現されるハイブリッドワークフローの構築、クラウドベースのファイル品質管理、字幕の生成と埋め込み、フレームレートの調整など、OTT や放送局などにおけるメディアワークフローをクラウドベースで支えます。

Telestream Cloud とは

Telestream Cloud は、オンライン動画配信サービスに必要となるメディア(ビデオファイル等)の処理に必要となる様々な工程を、ひとつのフレームワークとして提供するクラウドサービスです。複数のソリューションによって構成されています。

Encoding.com

クラウドトランスコードサービス

Encoding.com は、エミー賞の受賞歴もあるクラウドベースのメディアプロセス・プラットフォームで、2022 年 5 月に Telestream 社が買収しました。1000 を超える世界中の OTT や放送局といったメディア & エンターテイメント企業で利用されています。

強力なフォーマットサポート

HLS、MPEG-DASH、ProRes、Dolby Digital、CableLabs VOD など、あらゆる放送・OTT ストリーミングフォーマットやコーデックでコンテンツを入力し、出力することが可能です。

洗練されたプラットフォーム

メディアプロセスサービスとして最も信頼されている Telestream のメディアフレームワークは、最高の組み合わせです。

ダイナミックなオーケストレーション

ワークフローの波に対応するインテリジェントなスケーリングアルゴリズムによって、スケールアップまたはダウンを容易にします。

Vantage Cloud Port

Vantage の力と、SaaS の簡便さ、ハイブリッドなデプロイを提供

Vantage は、ファイルベースのトランスコードを軸にしたオンプレミスのワークフロープラットフォームで、数多くのメディア企業に採用されています。Vantage Cloud Port は、オンプレミスの Vantage 設備を使い続けながら、新しいワークフローや許容量を超えたジョブをクラウドに移行できるようにします。オンプレミス設備の弱点であるスケーラビリティを強化できます。

  • 既存の Vantage ワークフローを活用
  • 導入時の費用や再設計が不要
  • 需要がピークに達した時に、最も威力が発揮されます
  • オンプレミスの Vantage システムへの完璧な増強

Qualify

新しいクラウドベースのQCワークフロー

ビデオやオーディオのパラメータ、品質、コンプライアンス、正確性をテストするファイルベースのメディア用自動品質管理サービスです。

  • ソフトウェアのインストールやハードウェアのプロビジョニングは不要、数分で Qualify を利用開始可能
  • インジェストとトランスコードのプロセスに自動 QA を組み込むことで、質の低いコンテンツによるコストとリスクを削減
  • Netflix や iTunes、PSE などのテンプレートを使って、要求仕様に合ったコンテンツを簡単に配信
  • ディープラーニングと AI 技術を使用して、オーディオとビデオの同期”リップシンク”に問題がないかを検査

Timed Text Speech

AI とクラウド処理による自動字幕生成サービス

機械学習ベースの音声テキスト化技術により、精度の高い字幕やキャプション、サブタイトルを瞬時に作成します。

  • 音声合成技術を使ってメディアのテキスト原稿を自動的に作成し、時間の節約とコスト削減を実現
  • ドメイン固有の語彙をまとめた既存の用語集を利用して、文字起こしの精度を向上させることも可能
  • CaptionMaker と連携して、文字起こし、キャプション、字幕のオールインワンツールを提供

さらに、クローズドキャプションとサブタイトルといった字幕をメディア内に埋め込むワークフローや、コンテンツの用途(放送やオンライン動画など)によって異なるフレームレートやインターレースなどを高いレベルでの処理(フレームレート変換、動き補償インターレース解除、3:2 プルダウン/テレシネの自動除去など)できる機能も利用可能となっています。