2013年 4月 8日(日本時間 9日発表) ― NAB Show 2013、ラスベガス ブース #SL5624]:
Digital Rapids 社は、数々の賞を受賞し先日リリースしたばかりの、大量のメディアを自動でトランスコードを行う「Stream Transcode Manager」(ストリーム・トランスコードマネージャ)バージョン 2.0 と、その基盤でダイナミックなワークフロー・プラットホームである「Kayak」(カヤック)の強力な機能を 2013 NAB Show にて展示しています。お見せする新たな機能には、HEVC (H.265)圧縮フォーマットや 4K Ultra HD エンコード、Dolby® E audio デコードなどが含まれています。
新たな HEVC (High Efficiency Video Coding)は H.265 としても知られ、現在広く使われている AVC (H.264)よりも圧縮効率が大幅に向上されます。HEVC は、必要とするバンド幅やファイルサイズを AVC と比べて約 50% 軽減し、HD 以上の高精細解像度サービスなどの高品質な視聴経験を可能としつつも、デリバリーコストとストレージコストを抑制します。
HEVC エンコードは、Kayak エコシステム・パートナーである Vanguard Video 社からの技術を Transcode Manager 2.0 上で動作する様子を見ることができます。Vanguard Video 社の“V.265” HEVC は、Kayak プラットホームに直接組み込めるモジュール・コンポーネントとなる予定で、Transcode Manager 2.0 と Kayak を使うことで新たなフォーマットでも簡単に対応することが可能となります。
4K Ultra HD エンコードも Transcode Manager 2.0 でのデモをお見せしています。4K Ultra HD は 1080p HD フレームサイズの4 倍のピクセル(3840×2160)があり、より惹きつける視聴体験が可能になります。
4K エンコードパフォーマンスの強化や他の先進的なエンコード能力は、Transcode Manager 2.0 と Kayak で 64 ビットプロセッサと OS に最適化しています。64 ビット対応を拡張させたことにより、プラットホームの高効率なマルチスレッドアーキテクチャとメモリ使用の最適化をさらに広げ、超高解像フレームサイズの処理するためには特に有益です。モジュールワークフロー・コンポーネントは 64 ビットオペレーション向けにデザインされていますが、1 つの Transcode Manager ワークフローの中でも 32 ビットコンポーネントとシームレスに相互運用でき、パフォーマンスの最適化をフルに活用しながらも柔軟性を保ちます。
Transcode Manager 2.0 の広いフォーマット対応にも注目です。Dolby E オーディオのデコード; GXF と LXF コンテナフォーマットメディアの入力; GXF 出力対応; データトラックとして内包させる SDI アンシラリデータ生成など。
Darren Gallipeau (Digital Rapids 社、プロダクトマネージャ):
Transcode Manager 2.0 と Kayak は、新しい市場動向や技術、機会に応じた機能や技術を、今までよりもずっと簡単に取り入れることができます。ここでの展示会でお見せしている新機能は、Kayak が市場の変化による崩壊や進化の両方に対して、将来的に堅牢なものであるかを示しています。Kayak のアーキテクチャと柔軟な配備モデルは、典型的な丸々 1 本のソフトウェアアップグレードに見られる長いリリースサイクルではなく、機能ごとにお客様へその性能をお届けできます。そして、我々自身の進化も加速することに興奮しています。」
エンタープライズクラスの Transcode Manager 2.0 は、トランスコードとワークフローの枠を越えて、ポストプロダクションからマルチスクリーン配信用のアーカイブといった作業に比類ない効率と敏捷性を提供しながら、メディアファイルの変換とワークフロープロセスをシームレスに融合させます。Kayak プラットホーム独自の利点を基にして Transcode Manager 2.0 は、強力な管理ツールと優れた出力品質、そして強力で新たに加わったリッチメタデータ対応での自動承認; 直感的、視覚的なワークフローデザインツール; ダイナミックな配備; 新技術を素早く簡単に統合; サードパーティパートナー・エコシステムなどを含めたフォーマットへの柔軟性をひとつにしています。
製品ページ: Stream Transcode Manager / Kayak
エンタープライズ向け Stream Transcode Manager 2.0 は、革新的なメディアワークフロー・プラットホームである「Kayak」(カヤック)上に構成されます。トランスコードの範疇を超えるほどシームレスに、大量のメディア変換とワークフローの処理を実現します。
2013 NAB Show 情報
Transcode Manager 2.0 および Kayak プラットホームは、4 月 8 ~ 11 日ラスベガスにて開催の「2013 NAB Show」にてご覧いただけますい。会場にお越しの際は、是非 Digital Rapids ブース(SL5624)にお立ち寄りください。以下のロゴが目印です。
会場内には DPSJ スタッフがおりますので、ご質問やアポイントをご希望の方は、お気軽に下記連絡先までご連絡ください。
会期中の連絡先: +81-90-4598-4812 (注:現地より掛ける場合は日本への国際電話となります)又は Twitter の @kohei117
皆様のお越しをお待ちしております。
■ Digital Rapids Corporation について
- Digital Rapids はビデオインジェスト、エンコーディング、メディア変換、保護、ストリーミング、および配信のためのプロフェッショナルなハードウェアおよびソフトウェアソリューションの開発におけるリーディング開発企業です。Digital Rapids は個々のアプリケーションから事業規模、地球規模のワークフローまでを包括するソリューションを提供し、進化を続けるデジタルメディア市場において、顧客の生産性と彼らのコンテンツの価値を最大化することを助けます。
Digital Rapids 製品は新旧のポストプロダクション、放送、公共機関、およびメディア配信企業にシームレスに統合され、メディアの生産量と品質を劇的に向上させ、トータルコストを削減します。
世界のビデオエンコーダおよびトランスコーダ市場における顧客価値を高めた功績から、Digital Rapids 社は2008 Frost & Sullivan 賞を受賞。
Digital Rapids Corporation (www.digital-rapids.com)はカナダオンタリオに本社を置き、カリフォルニア、英国、およびオーストラリアにセールスオフィスを持ちます。
各社の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
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