Stream エンコーダ、待望のiPhone対応、
Digital Rapids社がStream ソフトウェア・バージョン3.2リリース!!
H.264 Live Smooth Streaming対応も
2010/03/16
カナダ、オンタリオ州、Markham
Digital Rapids社(所在:カナダ、オンタリオ州)は、同社の業務用エンコード、トランスコード、ライブストリーミングシステムに搭載されるStream ソフトウェアのパワフルな新バージョンを発表しました。
最新のStream ソフトウェア・バージョン3.2における主な新機能は:
● Apple® iPhone®へのアダプティブストリーミング対応を含む、フォーマット対応の拡張
● Sony® PlayStation® 3及びその他のSony製デバイス向けのエンコードを強化
● IIS Smooth StreamingのMicrosoft® PlayReady®テクノロジに対応
● YouTube Content IDリファレンスファイル生成の強化
● フォーマット対応の拡張: ライブ/オンデマンドのiPhone向けエンコードに対応しました(オプション)
Stream 3.2に追加された新しいオプションは、Apple® iPhone®およびiPod touch®上で視聴できる、ライブとオンデマンドのエンコード機能です。iPhoneオプションは外部のストリームセグメンターを要せずに、HTTPベースのアダプティブ・ビットレート配信に対応、エンコード・ワークフローを単純化し、システム全体のコストを削減します。Stream 3.2は、ライブやテープ、ファイルベースの入力ソースから、様々なビットレートと解像度の出力へ複数同時にエンコードでき、別々のセグメント内に向けて自動的に出力を分け、すぐにサーバーまたはCDNによってアダプティブ配信が可能となります。コンテンツは各々のビューワーに配信され、配信は現時点でのバンド幅とデバイスの再生状態を見て、コンテンツを最適な状態で視聴できるように出力が切り替えられます。将来的にオンデマンドでの提供もできるように、ライブのiPhoneストリームをVOD用にファイル保存することも可能です。
● フォーマット対応の拡張: JPEG2000のデコード/エンコードに完全対応(オプション)
Stream 3.2では新たなオプションで、モーションJPEG2000フォーマットのエンコード及びデコードが可能になりパワフルかつ効率的なワークフローを実現します。コンテンツは連番静止画またはMXFコンテナにラップされたJPEG2000圧縮にエンコード可能です。Stream 3.2は単一出力においてJPEG2000フォーマットの高品質に複数レイヤーを結合する能力(数学的ロスレス)など完全に対応します。Stream 3.2はJPEG2000のコンテンツを他のフォーマットへトランスコードするときに、複数の埋め込まれた解像度からデコードするものを選ぶことができます。低い解像度へトランスコードするときは、時間がかかるフルフレームサイズの処理を避けます。JPEG2000アライアンス・コンソーシアムの創立メンバーとして、Digital Rapids社は包括的なメディアワークフロー全体でJPEG2000圧縮規格の継続的な開発と推進に積極的な役割を果たしています。
● フォーマット対応の拡張: Dolby® Pulseコーデックをサポート(オプション)
オーディオでは、Dolby® Pulseコーデックが新オプションに追加されました。Dolby PulseはHigh-Efficiency AAC(HE-AAC)テクノロジをベースに、TVやコンピュータ、携帯電話、その他エンターテイメントプラットホームに向けて、高品質なマルチチャンネルのコンテンツ配信用にデザインされ、Dolby DigitalとDolby Digital Plusと同等のメタデータ性能となっています。
● Sony® PlayStation® 3及びその他のSony製デバイス向けのエンコードを強化(オプション)
Stream 3.2はSony® PlayStation® 3やPSP®、その他Sonyコンシューマ製品の要件に準拠したメディアへのエンコード機能も拡張されました。新たな多重化オプションはSony仕様に構築され、Sony BDNサブタイトルフォーマット対応や、RTF(リッチテキストファイル)からサブタイトルを生成するテキストtoピクチャ機能、その他機能への対応も追加されています。
● IIS Smooth StreamingのMicrosoft® PlayReady®テクノロジに対応(一部オプション)
Stream3.2は、IIS Smooth Streamingメディアの保護に利用されるPlayReadyコンテンツアクセス技術を取り入れ、コンテンツオーナーと許可されたユーザーによってだけコンテンツが視聴されるようにできます。Stream 3.2はいくつかのサードパーティのPlayReadyサービスプロバイダをダイレクトにサポートしています。
バージョン3.2でIIS Smooth Streamingへの対応も強化されました。アダプティブ・ビットレート配信とは、IIS Smooth Streamingでは再生環境に変化があったとしても、高精細な品質まで一貫した視聴経験が届くように、異なるビットレートの複数あるストリームをシームレスに切り替えます。H.264圧縮フォーマットによるIIS Live Smooth Streamingへ対応(オプション)し、既存のStream ソフトウェアで対応していたオンデマンドのH.264、ライブとファイルベースのVC-1 IIS Smooth Streamingを補完しました。Stream 3.2ではパフォーマンスの最適化を行い、様々な解像度とビットレートに1台のエンコーダで同時生成できるストリーム数が向上しました。
● YouTube Content IDリファレンスファイル生成の強化
バージョン3.2の新機能として、YouTube Content ID “fingerprint”(指紋)生成への対応も含まれております(詳しくは、こちらのプレスリリース(英文)を参照ください)。それ以外にも拡張や改良が施されております。
Brian Stevenson(Digital Rapids プロダクトマネジメント・ディレクタ)
「アダプティブ・ビットレート配信とセキュアなコンテンツアクセス管理をするための、最も人気のあるモバイルプラットホームを介してコンテンツの範囲を広げることから、バージョン3.2は現在最もホットな話題に直接取り組まれました。常に、私たちはフォーマット対応を拡張させて、エンコーダに入出力性能を追加するだけでなく、ユーザーの生産性や配信する品質を向上させるように堅牢で効率的なワークフローも届くようにしてきました。」
Stream 3.2ソフトウェアには2種類のグレードが有ります。ベーシックな機能を持つStream LEと、ワークフローの自動化やインテグレーション、フォーマット対応など高度な機能を持つStream FEです。ソフトウェアの機能比較表は、DPSJ Webサイトの「購入前の疑問を解決|技術情報」(https://www.dpsj.co.jp/faqs/tech/index.html)に用意され次第掲載されます。
Stream ソフトウェア正規日本語版・バージョン3.2のアップデータは、DPSJ Webサイト「お客様専用ページ」(要ログイン)内ダウンロードより、用意され次第ダウンロードいただけます。バージョン2.5以前のStreamソフトウェアをご利用の場合はアップグレード商品購入後に新たなLisenceキーが必要となります。ただし、2009 年内にStream 2.5を購入した場合は、無償でアップグレードすることが出来ます。Lisenceキーに関しましては、ご購入元のStreamシリーズ販売代理店へお問い合わせください。
新たなオプションモジュール機能に関しましては、別途ご購入いただく必要があります。
Digital Rapids社のソリューションは、4月12~15日米国ラスベガスにて開催される2010 NAB Show、ブース番号SL6010にて御覧いただけます。
現地ブースにはDPSJスタッフがおりますので、ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。
Digital Rapids Corporationについて
- Digital Rapidsはビデオインジェスト、エンコーディング、メディア変換、保護、ストリーミング、および配信のためのプロフェッショナルなハードウェアおよびソフトウェアソリューションの開発におけるリーディング開発企業です。Digital Rapidsは個々のアプリケーションから事業規模、地球規模のワークフローまでを包括するソリューションを提供し、進化を続けるデジタルメディア市場において、顧客の生産性と彼らのコンテンツの価値を最大化することを助けます。
Digital Rapids製品は新旧のポストプロダクション、放送、公共機関、およびメディア配信企業にシームレスに統合され、メディアの生産量と品質を劇的に向上させ、トータルコストを削減します。
世界のビデオエンコーダおよびトランスコーダ市場における顧客価値を高めた功績から、Digital Rapids社は2008 Frost & Sullivan賞を受賞。
Digital Rapids Corporation(www.digital-rapids.com)はカナダオンタリオに本社を置き、カリフォルニア、英国、およびオーストラリアにセールスオフィスを持ちます。
各社の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
以上
■日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社とは?
日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社はデジタル映像の制作・配信・管理に関わる機器とソフトウェアの販売、及びソリューション提供を専門に行う会社です。
動画エンコードに関するプロフェッショナル企業として、エンコード関連機器や動画編集システム、合成及びVFX関連のソフトウェアなど、海外の最新機器やソフトウェアを日本に紹介・販売しています。
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